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小川洋子さんの新刊本


■ 最果てアーケード    講談社    (2012年6月)
■ みんなの図書室    PHP研究所 (2011年12月)
■ 小川洋子の「言葉の標本」   文芸春秋  (20011年9月)
■ 人質の朗読会    中央公論新社 (2011年2月)
■ 妄想気分    集英社 (2011年1月)
■ 小川洋子対話集 文庫版 幻冬舎(2010年8月)

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  作家小川洋子さんは1988年のデビュー以来、コンスタントに優れた作品を世に送り出
  してきた。いわゆる人気作家とは違うが、一旦小川さんの本を読み出すと小川中毒
  になる人が多い。わたし自身もその一人になってしまった。
  大河小説みたいなドラスチックなストーリ展開は決して起こらない。静かに、静かに、奥
  深く核心に迫る。そしてその影に巧妙な毒も盛り込まれていることが多い。
  
  名のある文学賞も多数受賞しているのは、大衆向きというより、プロに評価される側
  面が強いためであろう。

      
年 度 対 象 作 品    出 版 社
海燕新人賞 1988年 揚羽蝶が壊れる時       福武書店
芥川賞 1990年 妊娠カレンダー  文芸春秋
読売文学賞 2004年 博士の愛した数式  新潮社
本屋大賞 2004年 博士の愛した数式  新潮社
泉鏡花文学賞 2004年 ブラフマンの埋葬  講談社
谷崎潤一郎賞 2006年 ミーナの行進  中央公論新社

  本屋大賞は全国の書店員がいちばん売りたい本を、投票によって選ぶ賞として創設
  されました。従来の文学賞と違って、読者に最も近い本屋さんの店員による投票結
  果で決まる賞で、まったく新しいスタイルの賞ですから、読者が本当に面白く読める
  本と言えるでしょう。第1回の受賞作が小川洋子さんの「博士の愛した数式」。

  以下、今年5回目を迎える本屋大賞は知名度も上がり、受賞作はロングセラー作品
  が多い。


年 度 著 者 大 賞 作 品 出版社
第1回         2004年 小川 洋子 博士の愛した数式 新潮社
第2回 2005年 恩田 陸 夜のピクニック 新潮社
第3回 2006年 リリー・フランキー 東京タワー オカンとボクと、時々オトン 扶桑社
第4回 2007年 佐藤 多佳子 一瞬の風になれ 講談社
 第5回  2008年  伊坂 幸太郎 ゴールデンスランバー  新潮社
第6回 2009年 湊 かなえ 告白 双葉社
第7回 2010年 冲方 丁  天地明察  角川書店
第8回 2011年 東川 篤哉 謎解きはデイナーのあとで 小学館
     
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プロフィール
HN:
つぶやき博士
性別:
男性
自己紹介:
何気なく本屋で手に取った本が「博士の愛した式」。以来小川作品の虜になる。小川ファンの9割は女性と思いますが、私はオトコ、しかも70才近くのおじいさんです。
みんなに嫌われる数学はわりと好きな理工系ですが、小説であれ、数学であれ、美しいモノには惹かれる今日この頃です。
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